8月27日の日記

2005年8月27日
ふと思い出す。
そう遠くはない筈の「あの頃」。
あたしは中学生で、そうとは知らなかったけどキラキラしてたんだ。

帰りたいな、あの頃に。
何もかもが退屈に感じていたのに
ここからはあまりにも眩しいくらい輝いてる。
青春という言葉をあたしのなかで使うには
あの頃しかないな。

この先に使えるかな、この言葉。
これからのあたしの未来のどこかで、
少し遅めでも、青春って呼べる時を過ごせるのかな。

でも、ずっとこのままな気がする。
このまま、ずっと抜け出せないような気がする。
それはなぜか確信に近くて 怖い。

中学の頃、人並み程度に受験勉強した。
それで入った高校を、あたしは辞めたんだ。
塾にも行って。高い教材も買ってもらって。使わなかったけど。
それを、無駄にしたんだな。
なんて、改めて思った。
なんだったんだろう。一体。
学校を辞めただけならまだマシ。
遊びほうけてるほうがまだマシ。
あたしは、ただ家に引きこもって
過食して日に日に太っていくだけ。
あぁ。もう笑えてくる。

今も、美しい思い出が脳裏に浮かぶ。
教室の匂いが 情景が浮かぶ。
みんなの笑い声が聞こえるような気がする。
あたしは
だれよりも楽しそうに笑っている。
授業サボって誰もいない教室で
仲良しのあの子と他愛もない話をしたな。
その時の風の香りは まだ覚えてるよ。
予想もしていなかったな、こんな今を。
できたはずがない。
できたはずがないんだ。
あってはいけない、展開なんだから。

先生にも、会いたい。
いつもの道を、歩いて帰ってみたい。
かばんが重くて、ダルかったな。
それさえも、今は愛しく感じる。

自由で自由で、恵まれていて
それでもなぜかいつも 自由がほしいと感じていたな。
可愛い。

今にもつかめそうなあの感覚を
夢の中ででもいいから、触りたい。

今のあたしの黒い世界は
あの頃のあたしを
一層光り輝かせてしまう。

もう戻れないあの頃に
どれだけすがってみても
季節は変わりすぎてしまった。









今日はいつ終わってくれるのかな。
終わってしまうのかな。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年5月  >>
27282930123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

この日記について

日記内を検索